目視点検が困難な急勾配な斜壁をドローンで建物点検を行いました!(DID地区、GEO区域での各種制限下での点検)

漏水が続いているため点検を依頼されました。
場所はDID区域(人口集中地区)であり、GEO区域(飛行制限区域)でもあります。飛行前には国土交通省の【ドローン情報基盤システム】から“航空機接近の注意”のメールが入りました。

航空法などの説明は割愛しますが、いつもの通り、Dips2.0で国交省に飛行計画通報をし、最寄りの警察署にも連絡しました。
ビルやマンションが立ち並ぶ商業地ですので、近隣住民の方から110番通報される事もあります。

本題ですが、
建物は、鉄骨造陸屋根で、外壁はALC、屋根はウレタン防水。
ドローンでの撮影と赤外線サーモグラフィーを使いましたが、指摘ポイントの中で、最優先課題がありましたのでドローンでの画像をお見せします。

斜壁のスレートの劣化が進んでおり、しかも全面道路が狭いため、今までは点検すべく方法も無いため斜壁がメンテナンスされていない状況です。
外壁と窓の庇の取り合い部分のシーリングも亀裂が入っています。

スレートの色あせ、ひび割れ、コケの発生以外に、縦に大きく亀裂が入っています。
スレート下の防水シートはもとより、野地板、垂木まで劣化している可能性があります。
赤外線サーモグラフィーでは、大きく亀裂した垂木に沿って、温度の低下が見られます。2日前に降った雨が滞留していると思われます。

また、築年数からスレートにはアスベストが含まれていると思われます。
改修等はついては、次回以降に続きます…

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