【危険‼】人口集中地区(DIDエリア)でのドローン飛行(1)=電波障害編=
今回は住宅密集地でドローンを使って屋根、建物点検をする際の注意点です。
写真のように建物の全面道路上空に電線が張り巡らされた場所からドローンを離陸する場合、どうしましょう???
(選択肢)
その(1) 飛行するのを止める。
その(2) 風向き・風力を測定し、慎重に電線と電線の間を上昇させる。
一部ではドローンで
・自動飛行で屋根点検が出来るとか。。。
・飛行にあたってドローン免許はいらないとか。。。
と言っている記事を稀に目にしますが、非常に危険ですよ。
ドローン屋根・建物点検において、謳い文句のような「安全」「時短」「安価」を鵜吞みにしてはいけません。
住宅密集地で事故を起こせば、人身事故、停電による電力会社からの損害賠償請求などなど、大変なことになってしまいます。
でも、折角ですからドローンを飛ばして建物点検をしたいですよね。
しかし、電波障害によってドローンが操縦者の意図しない動きをする可能性があります。
どれだけ慎重に操縦しても、目視や感覚では判断できない要素があるんです。
以下に電波障害の影響を纏めました。
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住宅地では、Wi-Fi、Bluetooth、携帯基地局、電子レンジ、無線通信機器など多くの電波が飛び交っており、以下のような影響が考えられます。
(1) ドローンの制御信号が途切れる
影響:送信機(プロポ)との通信が一時的または完全に途切れる可能性があり、フライアウェイ(制御不能による暴走)や強制着陸のリスクがある。
原因:特に2.4GHz帯の混雑が影響しやすい。住宅地ではWi-FiやBluetooth機器が多いため干渉の可能性が高い。
(2) GPS信号の受信障害
影響:GPSの受信が不安定になり、ホバリングの安定性が低下する。また、自動帰還(RTH)の精度が落ちる。
原因:高層建築物や電線、通信設備の影響で電波が乱反射し、GPSの受信に影響を与える可能性がある。
(3) 磁場の影響による異常動作
影響:磁場干渉により、ドローンのコンパスが狂い、異常な飛行軌道を描くことがある。
原因:送電線、変電所、電柱トランス、大型スピーカーなどの強い磁場を発生する設備の近くでは影響が出る。
また、万が一、電線に接触した場合のリスクは?
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(1) ドローン本体の損傷
(2) 電線損傷によるトラブル
電線が切断されると停電が発生
低圧線(100V・200V):家庭用電力に影響。
高圧線(6,600V以上):企業・施設・信号機などに影響。
電線が落下すると、二次被害(通行人・車両への損害)が発生。
(3) 墜落による損害
車両損傷:道路上に落下すると、通行中の車両に当たり損害発生の可能性。
歩行者への危険:人に直撃すると重大事故につながる。
損害賠償責任について
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(1) 事故の責任範囲
ドローンが電線に接触し、停電や設備損傷を引き起こした場合、操縦者が全額賠償責任を負う可能性が高い。
法律上は「過失責任」となり、飛行計画の不備や注意義務違反が問われる。
(2) 損害賠償の範囲
1.電力会社への損害
2. 第三者(歩行者や車両)への損害
※状況によっては億単位の損害賠償
何とか離陸させました!?
次回の[=対策編=]で電波障害の回避方法を検討したいと思います。
それでは。。。