今、話題?の “気密測定” とは。。。
=高断密・高気密住宅の実情は?=
最近、大手ハウスメーカーや工務店でも気密測定を実施し、C値(相当隙間面積)を公表する会社が少しずつ増えてきていますが、何故気密性能が注目されているのでしょうか?
その背景には、住宅環境の向上のおいて “気密” × “断熱” × “換気” × “冷暖房” の4要素を一体で考えることが認識され、当たり前になりつつあります。

誰しもが
(1)冬暖かく夏涼しい住宅
(2)冷暖房経費の安い住宅
(3)静かで安眠できる住宅
(4)室内空気のキレイな住宅
(5)健康的な住宅
(6)高齢者にも優しい住宅
を理想としますが、それを実現するには、空気・温熱・光視・音振動・防露・防カビ・防虫など様々な要因が関係しています。
国土交通省も、2025年4月から改正建築基準法、改正建築物省エネ法を施行し、断熱等性能等級を見直しました。
断熱等性能等級とは、住宅の省エネルギー基準において重要な指標であり、時代の変化とともに改正されています。
2013年に省エネルギー基準が改正され、最高ランクは断熱等性能等級4でした。しかし2022年には断熱等級5、断熱等級6、断熱等級7が制定され、断熱等級4は最も低いランクとなりました。
今はZEH(ゼッチ/ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準である断熱等級5を新築の義務化基準にする見込みで、更にHEAT20 G2(断熱等級6)、HEAT20 G3(断熱等級7)までを視野に入れています。

換気に関しては、2003年7月から「24時間換気システム」設置が義務付けられ、1時間当たり室内の空気の半分(換気回数0.5/h以上)を入れ替える能力が必須になりました。最近では、ダクト式 vs ダクトレス換気システム、熱交換換気など、それぞれのメリット・デメリットもありつつ進化しております。
しかしながら、大変重要だと思われる「気密性能 C値」の法的な制約がありません。
政治的な背景はさておき、その重要性を先取りしたハウスメーカーの一部が、C値基準や、C値の公表を始めています。
ただ、その施工知識・技術のない会社、コストアップを懸念する会社、自然素材に拘るあまり気密処理が出来ない会社等などは
まだまだ、気密性能を前面に打ち出すことが出来ないのが現実です。
一方、全国の自治体はその重要性を認識し、それぞれGX志向型住宅、長期優良住宅、断熱性能UA値、気密性能C値の基準を独自に設定し、万を期して補助金制度を取り入れた支援を始めています。
気密測定をやってみませんか?
新築住宅では一般的に、C値は1.0(㎠/1㎡)以下を目標にしています。
また、気密測定を行うと、C値の測定以外に漏気箇所を見つける事が出来ます。
測定は建物内を負圧(10~50Pa(パスカル))にして行うため、隙間から漏気の風を感じる事が出来ます。漏気箇所が分かれば、リカバリー施工ができる可能性もあります。


漏気箇所ランキングと施工内容については次回以降につづきます。
それでは、このあたりで。