外装修繕工事が始まりました。
8月の台風10号の発生以来、居室内の漏水があり、ドローンと赤外線サーモグラフィで建物点検を行ってきました。
(1)ドローンの200倍ズーム可視カメラでの屋根材、外壁の劣化点検
(2)ドローンが飛行できない狭小エリアではジンバルカメラん取り付けた高所点検ポールで可視光点検
(3)漏水があった居室内の赤外線カメラによる雨漏り点検
結果として、
・スレート屋根の劣化(色褪せ)が目立ち塗膜もはがれているようで、水分も吸収している可能性があります。
・モルタル外壁に構造クラック(幅0.3mm以上、深さ4mm以上の深いひび)が多数見受けられました。
(構造クラックは緊急性が高く、放置することで建物の基礎部分が腐食してしまうおそれがあります。)
屋根材は築年数から明らかにアスベストが使用されており、カバー工法(重ね葺き)・葺き替え・屋根塗装の3種類の補修方法がある中で、予算の関係もあり、検討した結果、塗装することに。。。
外壁は、木造3階建のモルタル外壁ということもあり、構造クラックが多数見受けられるために建物全面に足場を組んで補修することになりました。
今回のケースは20年近く建物点検を放置したケースです。
一般的に、スレート屋根の寿命は20~30年程度、塗り替えの時期は約5~10年ごとが適切とされています。
躯体に影響を及ぼし、莫大な補修費用が掛かる前に、定期的に点検・補修をしたいところです。